f:id:eaidem:20150507225644p:plain

20歳・女性からのお悩み

f:id:kakijiro:20150508151051p:plain

私は人前に出ると心臓がバクバクして、声が震えるくらいとても緊張してしまいます。

今大学生なのでプレゼンの機会がたくさんあるし、この先就職したあともきっと人前に立つ機会があるんだろうなと思うと今から憂鬱になってしまいます。

講演会等人前で話す仕事をこなしているシモダさんは緊張することはありますか? また、もし緊張した時はどのように対処していますか?

 

シモダテツヤの回答

f:id:kakijiro:20150508151115p:plain

僕も今でこそ色んなところに呼んでいただいて、人間の聞こえる周波数ギリギリの甲高い声でプレゼンや講演などをさせてもらっていますが、昔はそういった場面で何かを話すときにとても緊張していたタイプでした。

そんな中、「緊張対策」として僕の中で生まれたのは、たった2つの単純な答えでした。

 

それは、「数」と「吐く」ということです。

まず「数」ですが、これはそのまんま「数をこなせ」ということです。とりあえず強制的にでも場数を踏めば経験値というものは溜まっていきます。

最初こそ怖さを感じてしまいますが、それはやってもいない状態だと「成功イメージ」を持ちすぎて自分の話す内容を美化してしまうからです。

「想像と違ったらどうしよう?」「イメトレ通りにすすめなきゃ」なんて思ってしまうから、どんどん緊張が増していき、少しのイメージとのズレに絶望して、最終的に口から蟹のように泡をふいて卒倒してしまうのです。もし卒倒しないならあなたは蟹そのものかもしれません。

ですが、数をこなしていくと妙な度胸みたいなものがついてきます。これこそが重要で、場慣れというのは「ミスをしない」ということよりも「ミスしたとしても誤摩化せる自信」のほうが大事だったりするのです。

ミスなんてして当たり前ですし、完璧に毎回こなすセリフのようなトークなんてものは、あなたからその後の成長も奪ってしまいます。適当にやってしまえばいいんです。

自分で期待値を上げないようにしましょう。自分で自分のことをもっとダサい奴だと思うんです。凄まじい悪臭を放ちながら馬肉くらいしか友達がいない、それが自分だと思い込むのです。

そんな奴の話、誰も期待してないので気が楽になるでしょう? いやぁ、正直、馬肉しか友達のいないあなたのこと、僕は少し軽蔑してますけどね。

 

次に「吐く」です。

大喜利大会などお客さんを入れた場所で結果を出さなければいけないような、そんな緊張マックスな場所に放り込まれたときに今でもたまにやっている緊張緩和方法なのですが、とにかく出番前に吐くようにしています。吐くようにしてるというか、吐いてしまいます。

すると息がくさくなります。結果、先ほど僕が言った様に「悪臭を漂わす奴」になれるので、自分なんかに誰も期待してないと思える様になるのです。ただ、馬肉しか友達がいないあなたのこと、僕は少し軽蔑してますけどね。

 

f:id:gggggg99:20150707165243p:plain