紹介してもらった『チャオチャオ』をみんなで遊んでみよう! ということで編集部のボードゲーム好きなライターたちに集まってもらいました。
原宿|WEBメディア・オモコロ編集長。「ニムト」では盛り上がらなかったことがない。
加藤|WEBメディア・オモコロブロス!編集長。日頃から人を疑っているので、人を疑うゲームが得意。
ダ・ヴィンチ・恐山|WEBライター。ウノと言うのを必ず忘れることで名を馳せている。
じゃんけんにより恐山から時計回りでゲームスタート。
「じゃあ筒の中でサイコロを転がしますね」
「これ表情とかで嘘を見抜くゲームでしょ? 仮面付けてるやつ有利じゃない?」
「それに関してはすみません。出た目は1でした」
「1か……微妙だな」
「指摘して間違いだった場合(本当に1だった場合)、自分の駒が死んじゃうんでしょ? だとすると、1を指摘するメリットがないんだよな~」
「確かに『1は許されやすい』そうです」
「でも、その気持ちをあえて利用してきてるのかもしれない!! つまり……」
嘘だ~~~!!!!
「1をわざわざ指摘するやつなんていねえだろって油断してたな!? 甘い!」
「初手から?!」
「じゃあサイコロが入った筒を渡すので、確認してください」
フフフ、どれどれ……
本当に1だー!!!!
指摘が間違っていたため、原宿の駒(緑)が谷底に落ちた
「チャオチャオ~」
「まさか初手から落ちるとは……」
「勝手に疑って勝手に死んでいった」
「じゃあ次は僕の番ですね。……4です」
「はい嘘。僕の失敗によって、みんなビビって指摘できないだろうっていう心理を利用してきてんのよ。ここで楔(くさび)うたないと」
「じゃあ、本当に4だったかどうか確認してください」
フフフ、今度こそ……
「本当に4だーー!!!」
「ヘタすぎません???」
「この谷底、すでに原宿さんの死体ばっか浮かんでるんだけど」
「みんなぜんぜん嘘つかないじゃん。じゃあ次は僕の番ね。えーっと、2です」
「まあ別に」
「次、僕の番ね。……2です」
「あやしいなあ。とりあえず平穏に1周いこうかっていうムードを利用してきてる? 嘘だ!!!!!」
「じゃあ本当に2かどうか確認してください」
「……本当に……2だった」
「ちょっとは人を信じましょうよ」
「誰彼かまわず噛み付く狂犬」
その後も原宿はいかんなく疑心暗鬼を発揮し続け、ついに駒がラスト1個に。
原宿以外のプレイヤーは順調に駒を進めます。
「あ、恐山は次に2が出たら1回目のゴールだね」
「2が出るように祈りながらサイコロを振りますね……あ、2です」
「いやいやいや、さすがにそれは嘘でしょ」
「いいんですか? 本当に2だったら、原宿さんはすべての駒を失うんですよ?」
「さすがに慎重になったほうがいいって!」
「今回は自信がある。絶対に嘘! さてさて、確認させてもらいましょうかね」
「本当に2だった……! あーーーーー!! 終わった!!!」
「原宿さん、何も進展しないまま全員死亡」
「私は1回目のゴールを決めました。あと2回のゴールでクリアですね」
「脱落したらゴールしたコマをかけて指摘することもできるのですが、原宿さんはゴールしたコマが0個なので見ていることしかできません」
「くそ~~~~!!!」
脱落者が出ても誰かがクリアするまで続きます。
「1以上だったらまたゴールか。…………えーっと……3です」
「今サイコロ振ってから微妙な間が空いたような?」
「これは嘘だ!!!!」
「指摘したい人が複数いる場合は……ルールブックを読むのが面倒なので、じゃんけんで勝った人が権利を獲得できることにしましょう」
じゃんけんの結果、オケモトが指摘する権利を獲得。
「よし! 勝った! 嘘に決まってる! 頼むぞーーーー!!!!!」
「では本当に3なのか、ご確認ください」
「頼む頼む頼む頼む頼む頼む頼む……」
「3だーー!!!!!!」
「恐山が強すぎる」
「はい。だって嘘をついてないから」
「このゲームの主旨わかってます?」
「駆け引きとか関係なく、単に出目がいいだけじゃん」
2回目のゴールを決めた恐山。
僕(オケモト)と加藤も駒をひとつゴールさせ、後を追います。
「次は私の番ですね。えーっと……1です」
「刻むな~」
「1なら通るって思われてるんだよ! なめられてるんだって! イッてやったほうがいいって!」
「ううぅぅ……これ以上リードさせるわけにはいかない……嘘だ!」
「ではご確認を」
「こい!こい!こい!こい!!…………良しっ! 嘘だった~~!」
「やられました」
「ついに恐山を倒した!」
「とはいえ、まだ一回止めただけ。恐山の圧倒的有利は変わらないなぁ」
その後、僕が最後のコマでゴール。コマがなくなってしまったので、最終的に2ポイントという成績で終わりました。
あとは加藤と恐山の一騎打ちということになりましたが、恐山は3回目のゴール(クリア)目前! はたして……?
「さて、私の番ですね……3でした」
「ここで行かせちゃったらゲームが終わるから、もういくしかない! 嘘だーーー!!」
「では、最後の確認を」
「嘘であってくれ~!」
「恐山を谷底に引きずり込め!!」
「なんで私が共通の敵みたいになってるんですか?」
「じゃあ確認するよ!? こい!こい!こい!こい……あっ!?」
「本当に3だった~~~!!」
「恐山さんが強すぎる! 圧倒的!」
「勝利のコツは?」
「いい目を出すっていうのが必勝法です。そしたら嘘をつかなくて済む」
「ゲームの主旨わかってます?」
「みんな、勝ちたければいい目を出せ!!!」
まとめ
といことで今回は初心者向けの軽いものから、ガッツリ楽しめるものまで様々なボードゲームを紹介しました。
初心者の人はひとまずカードを使った軽めの物から挑戦してみるといいかもしれませんね。
また、『チャオチャオ』のようにサイコロ(運)を使うゲームなら、初心者でも勝利を掴むことができるかも?
慣れてきたら『カタン』のような戦略性のあるボードゲームも楽しめるはず!
みんなでテーブルを囲んでボードゲームをやる一体感は最高なので、みなさんもやってみてくださいね。