みなさんこんにちは!都内在住のOL、モンゴルナイフと申します。

突然ですがここ、どこだと思いますか…?

 

あの世?イースター島?ノンノン!

 

 

なんとここは札幌なんです!

(タイトルで場所に気づいた名探偵の方がいたとしたら、すいません!)

 

一体なぜこんな場所にいるのか? これには深いわけがあるんです。

2018年6月24日、私は「利尻島」に取材に行くため、北海道の新千歳空港にいました。

 

が、利尻島行きの飛行機が曇りで視界不良のため、まさかの欠航

曇りでも飛行機って飛ばなくなるんですね……。

 

せっかく北海道まで来て、何もせずに東京に帰るわけにもいきません。急遽、新千歳空港から近い札幌へ向かうことにしました。

 

が、しかし

完全にノープラン!

 

そ・こ・で

実際のツイート

※ちなみに右にいるのはカメラマンとして同行したジモコロ副編集長・ギャラクシーです

 

ジモコロ読者の方からTwitterでおすすめのスポットを募り、リアルタイムで教えてもらった場所を訪れることにしたんです!

 

満面の笑みで写真に写っていますが、寒すぎてこのあとすぐフリースを着ました。

さあ、札幌の街に繰り出しましょう。

 

みよしのさっぽろ

読者からのツイートを元に、まずはじめにやってきたのは@ヨッピーさんにおすすめしてもらった「みよしのさっぽろ」です。

札幌市民のソウルフードといわれているらしい「ぎょうざカレー」を食べに来ました。

同じ道民なのによく知らなかったのは、私が札幌から7時間離れた場所に住んでいたからでしょうか。

 

本当にカレーの上に餃子が乗っている!なんて力強いんでしょう。これで420円です。

 

カレーに大きな具が入っていなくて餃子と一緒に食べやすい!

カレー×ごはん×餃子を一気に口に入れる「強欲食べ」でも最高を味わえるんですけど、餃子をカレーにつけてビールのお供として食べたらいいな……と思っていたらすでにメニューにありました。

人間が想像しうることは実現できる、そういうことなんですねえ。

 

おすすめ度90

餃子とカレーという、好きな者同士を無理やりくっつけた強欲メシを一気に喰らい、420円払ってサッと出る……という男らしさが最高でした

 

みよしの 狸小路

住所:〒060-0063 北海道札幌市中央区南3条西2−16−4

 

大通公園にある焼きとうきび屋さん

次にやってきたのは大通り公園で売っている@ケンさんからおすすめしていただいたスポット「焼きとうきび屋さん」です。

※とうきびとは、とうもろこしのことです。

 

しょうゆの焦げる良いにおい~!

焼きとうきびは1本300円でした。なんとこのお店、領収書が発行できます。

 

札幌のランドマーク「テレビ塔」に見守られながらいただきます。

焼きとうきび、それは夏を告げるごちそう、甘じょっぱいタレがとうきびとマリア~~~~~ジュ!

 

強風で、とうきびのタレが飛びまくるので風が吹いてくる方向に背を向けつつ服が汚れない最善のポーズを取ったらカニみたいになりました。

 

おすすめ度60

なお、手。

 

札幌時計台

 

札幌時計台もおすすめしていただいたので、来てみましたが残念ながら工事中でした。

 

ススキノにも小さくてかわいい時計台がありました。ここも名所か!?とシャッターを切りましたが、自分以外誰も写真を撮っていませんでした。

 

おすすめ度70

時計台ってがっかりスポットとよく言われますが、普通に美しい建築物じゃないですか?

 

札幌市時計台

住所:〒060-0001 北海道札幌市中央区北1条西2丁目

 

六花亭「マルセイバターサンドアイス」

@ちーにぃさんから寄せられた情報で、札幌駅から徒歩数分のところにある六花亭 札幌本店で食べることのできる「マルセイバターサンドアイス」を食べに行くことにしました。

良い暖簾があったので微笑みました。これは映えの予感……

 

こちらが、マルセイバターサンドアイスです。

マルセイバターサンド慣れした味覚を持つ人間でも楽しめるものなの?

だってマルセイバターサンドがもう完全なお菓子なのに、それをアイスにしたとて……

 

……おいしっ!

 

美味しすぎて花々が咲き誇ってしまいましたね。

 

バターサンドよりもさっぱりしていて、永遠に食べていられそうな軽さなのに、ちゃんとマルセイバターサンドの味がするんですよ。食べられる無限がそこにはありました。

 

これは入り口にいたマッチョの犬です。

 

おすすめ度100

2Fがカフェ、1Fはお土産屋になっていて、通常のマルセイバターサンドはもちろん、オリジナル文房具やタオルなんかも買えます。

 

六花亭 札幌本店

住所:〒060-0004 北海道札幌市中央区北4条西6丁目3−3

営業時間:10:00~19:00

 

共栄堂の防犯カメラ

@じーま(パリピ)さんにおすすめしていただいたスポット「弘栄堂」という本屋さんにやってきました。

ここ、店内にすごい量の監視カメラがあるらしいのです。

 

おぉ!

確かに見えるところだけで13個くらい監視カメラやミラーがある! ほらほら、みなさん見てください! 見……

 

おすすめ度30

撮影禁止でした。

 

札幌弘栄堂書店 アピア店

住所:〒060-0005 北海道札幌市中央区北5条西3丁目

 

北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)

 

@tsherlockさんの情報を元にフラワーカーペット開催中の赤れんが庁舎にやってきました。

本当にフラワーカーペットが設置されていたんですけど、このあとすぐ撤去されていたので滑り込みでこの目に焼き付けることができました。

 

こちらが赤れんが庁舎です!

赤れんがの建築もいいな~と思うんですけど周りの庭の整備が完全で見入ってしまいました。

あと、自分の服が赤れんがと擬態していますね。

 

敷地内には睡蓮咲き乱れる池があり、その周辺のベンチで地元の人とか観光客の人と鳥が憩っていました。

こんないい場所ってあっていいの?

 

おすすめ度60

憩いに混ざれませんでした。

 

赤れんが庁舎 (北海道庁旧本庁舎)

住所:〒060-8588 北海道札幌市中央区北3条西6丁目

営業時間:8:45~18:00

 

レトロスペース坂会館

複数人からおすすめされた「レトロスペース坂会館」に来てみました。

 

外から見ただけでもただならぬ雰囲気!館内はもっと個性が爆発してそうですね。

開館10分前についてしまったので外で少し待たせてもらうことにしたのですが……

 

 

 

 

 

っかぁ~~~~……

 

 

ウロウロしながら2時間待ちましたが、開館する気配はなく、隣の店の人いわく「まだまだ開かないかも」ということで取材を断念……

 

おすすめ度

ちかくのファミレスで食べた天丼がおいしかったです。

 

レトロスペース 坂会館

住所:〒063-0803 北海道札幌市西区二十四軒3条7丁目3−22

 

どんくりの「ちくわパン」

続いては、@ななみさんに教えていただいた「どんぐり」のちくわパンを食べに来ました。

ちくわパンとは、パンにツナが詰められたちくわを挟んで焼き上げてあるお惣菜パンです。

 

ちくわパンを買いに来たは良いものの、このとき「ちくわパンってカレーパンと同じくらい普通のパンでないのかい~?」と思っていたんですけど一緒に取材しに来ていた関西出身の会社の上司が

ちくわが入っているパンなんて生まれて初めて見た。

と驚いている様子を見てご当地グルメだったと知りました。

 

寝る前に食べたんですけど、やはり練り物とツナの相性が抜群でした。

ちくわパンは、高校受験のときに毎日お母さんが夜食として買ってきてくれたパンなので、食べたら条件反射で目がギンギンになりました。

 

おすすめ度80

焼きそばパンみたいなのりで食べてみてくだい。

 

どんぐり 大通店

住所:〒060-0042 北海道札幌市中央区大通西1丁目13 ル・トロワ

営業時間:10:00~21:00

 

クラフトジン専門店kinoole

@蝦夷丸さんから教えていただいた、いまススキノでアツいスポット、クラフトジン専門店「kinoole」にやってきました。

 

店長の寺川さん。このお店を経営してちょうど1周年になるそう。

店長さんがかっこよすぎて、目が合っただけで酔ってしまいました。

 

ジンのルールは香りだそうで、ジュニパーベリーっていう果実の香りが蒸留の段階で影響していれば、ジンなんだとか。
極端に言うと、ジュニパーベリーが入っていれば原材料は何でも良い。器でか~。

 

「では実際に飲んでみたいので、何かジンをください」

「お酒はお強いほうですか?」

「いつもは山賊みたいにお酒を飲んでいるので強いんですけど、今日はかっこいい店長さんを目の前にしているので、すぐに酔ってしまうかもしれません…」

「(無視)ではジントニックはいかがでしょう?」

 

ではさっそく飲ませていただきます!札幌の夜に乾杯!

 

口の中が草原だ!!

 

 

ジンはウィスキーのやワインのように製造に時間がかからないので、価格がキャッチー!1000円前後でおいしいものがあるんです。そのためか、若い人もたくさん来店するそうです。

 

おすすめ度10000000000000000000000000

この出会いに乾杯……

 

kinoole

住所:〒063-0805 北海道札幌市中央区 南5条西5丁目10 福井会館2階

営業時間:17:00~2:00

 

ノルベサの観覧車

こちらも色々な方からおすすめしていただいた札幌の若者が集まる場所「nORBESA(ノルベサ)」にやって来ました。

 

ちなみにこの観覧車は、映画「探偵はBARにいる3」でも登場したことがあるんです。

 

この映画が好きなので札幌まで観に来たことがあるんですけど、時間がなくて観覧車にだけ乗れなかったので、意図せず聖地巡礼がドリームズカムトゥルーして笑顔が溢れます。

 

観覧車のチケット(大人600円)とサワーにコロナビールが刺さっている世紀末なドリンクを購入していざRIDE ON TIME!!

 

観覧車がどんどん上昇して、ススキノの大交差点が見えてきました。

ビルの最上階にある観覧車なので、かなり高いところまで登れます。

 

これって…これって…

 

くう……くう……

 

 

 

怖いぃッ!

 

 

 

「すいません!!観覧車に乗るまでテンションが上っていて忘れていたんですけど、高所恐怖症でした!」

 

 

 

だけどこの世紀末酒を飲めば……

 

ちう~~~~~~~……

 

 

 

 

楽しくなっちゃWow~~~↑!

 

 

今から楽しいアゲアゲ観覧車パーティータイムの始まりだ~!

JRタワーも輝き出してるぜよ~~~~!

 

 

 

 

 

 

「……。」

 

 

おすすめ度90

高いところが平気な人は、ススキノの夜景に感動してしまうと思います。

 

ノルベサの観覧車

住所:〒060-0063 北海道 札幌市中央区南3条西5丁目1−1

営業時間:日~木・祝日11:00~23:00

     金・土・祝前日11:00~3:00

 

地元の若者で賑わう居酒屋「大道」

ススキノの夜もだいぶ更けてきので、あの場所へ出発しますか……

 

かに料理のお店に目もくれず……

 

    

ジンギスカンに心乱されることなく……

 

 

@シン・チカパシさんからおすすめされた居酒屋「大道」に無事到着しました!

中は地元の若者で大賑わいで、日曜の遅い時間なのにほぼ満席!運良く座ることが出来ました。

人気店ですね!

 

北海道にある居酒屋にきたのでやはり「ザンギ」を頼んでみました。ザンギとは北海道の唐揚げのことです。

 

色々食べたのですが、この時点でだいぶ酔いが回っていたので記憶がかなりないですが、写真で振り返る限り「鶏肉」に強い執着が見られますね。

 

唐揚食べてビール飲んで隣のお客さんに絡み……。

冷静に考えたら、なんだかいつもの週末と同じことしてない?

 

おすすめ度70

ヘトヘトに疲れていたのと酒が回っていたせいか。ほとんど憶えていません。私の席の後ろにプロパンガスのタンクが置いてて怖かったことはよく憶えています。

 

大道

住所:  札幌市中央区南6条西5丁目 メイトビル1F

営業時間:18:00~4:00
     18:00~0:00(日祝)

 

 

パフェ、珈琲、酒、佐藤

しこたま飲んだあとは〆たいのが人情ですね。

ここ数年札幌では、飲み会のあとに締めラーメンならぬシメパフェという締めにパフェを食べるという文化が定番化しつつあるそうです。すごいことだ!

 

というわけで、@真亜子んぬさんから教えていただいたお店「パフェ、珈琲、酒、佐藤」に来ました。

 

 

夜10時を回っているのにこの行列!

すごい!札幌のシメパフェ文化をにわかには信じられない派閥でしたが、この目で見たので信じます。

 

そんなことより、今から並ぶ元気はないよ~~!と嘆いていたら通りすがりの人に「近くに姉妹店の『パフェ、珈琲、酒、佐々木』があるから行ってみたらいいしょ」と教えてくれたので、親切な道産子に感謝を捧げながら向かうことにしました。

 

「佐藤の姉妹は佐々木……」とつぶやきながら歩き到着しました「パフェ、珈琲、酒、佐々木」です!こちらは運良く0分で入店できました!

「塩キャラメルとピスタチオ」のパフェを頼んでみることにしました。

さあ、この夜をしめくくるパフェは一体どんなものなんでしょうか!

 

あらまっ!

なんてお上品なんでしょう!

最近のパフェってカクテルみたいになっているものなんですね⁉

 

なんだか今夜素敵な出会いがありそうな予感がする見た目のパフェですね。(もうビジネスホテルに帰るんですけど)

 

それではいただきましょう!カプ……

 

パァァァァアアアア

天(そら)から光さすうまさ!

アイスの下にあるムースのコーヒー味とカシス味が交互に味覚の新しいスイッチを押してくれる感じがします!

甘すぎない、というかなんならアイスに塩がかかっていて、大人の味を楽めます。自分の知らない世界を教えてくれる年上のお姉さんと話してるときと同じ気持ちです。

飲んだあと、落ち着くのにすごくちょうどいい味でした。

 

おすすめ度100

シメパフェという文化最高です。何が良いかって深夜にこんな美味しくて甘いものを食べているという背徳感です。

 

パフェ、珈琲、酒、佐々木

住所:〒060-0062 北海道札幌市中央区南2条西1丁目8−2 アスカビルB1F

電話番号:011-212-1375

営業時間:18:00~24:00(金・土は26:00まで)

 

モアイ像と頭大仏

札幌二日目です。

飛行機で東京へ帰る前に、カンベアキラ@北海道コンシェルジュさんに教えていただた「モアイ像」「頭大仏」を見に来ました。真駒内駅からタクシーで20分で着きました。

 

冒頭でチラ見えしていた大仏の頭の近くに行けるらしいので見に行ってみました。

 

正面に来ると快晴も相まって、ますます異世界というか天国みたいですね。

 

タクシーの運転手さんといわく、ここは水庭といって普通の世界との結界を意味しているらしく「心清まるでしょう~?」とのことです。

 

静かすぎて、時間がなくなったような感覚になります。ちなみに飛行機に乗る時間はかなり差し迫っていますので時間感覚を失ったら終わり。

 

サンマがぎっしり詰められたような天井です。(なんてボキャブラリーがないんだ)

コンクリートでこんな波々した造形物を作れるんだ⁉と驚きながら進みます。頭大仏まであと少し。

 

うおお!

遠くからじゃ見えなかったご尊顔が!厳かがすぎる!

 

 

この印象的なコンクリート建築を見て名探偵のみなさんはもうお気づきだと思いますが、この頭大仏は建築家・安藤忠雄さんの設計だそうです。

 

この建築無料で拝めるのすごくない?

 

モアイ像とか頭大仏があるここは一体何なのかというと……

 

正式には「真駒内滝野霊園」という霊園で入り口の方にモアイ像や頭大仏が設置されています。他にもストーンヘンジ風のオブジェも設置されていました。

 

霊園ってそんなに明るいイメージがなかったですけど、この霊園は気軽に行きたくなる雰囲気づくりが行き届いていて、また来たいなと思いました。

 

おすすめ度100

霊園もよかったのですが、真駒内という街もいいところでした。

同じエリアの札幌芸術の森も素晴らしいのでぜひ!

 

真駒内滝野霊園

住所:〒005-0862 北海道札幌市南区滝野2−3

 

札幌最高

過去に受験や旅行で何度も訪れたことがある札幌ですが、今回読者の方からおすすめしてもらった場所は、未知の場所ばかりでアマゾンでした。

 

インターネットを知ってからというもの、行きたい場所を調べ尽くしてから旅行に出ることが習慣になっていて、旅行は答え合わせのために行くようになっていたので、旅先で初めてのものに触れて驚いたり困ったりすることが久々に出来ました。

 

突然飛行機が飛ばなくなり、途方に暮れていた私たちにリプライやメッセージで知らない素敵な場所へ導いてくださったみなさん本当にありがとうございました!

(謎の場所もたくさんありましたね)

 

次はあなたの街に行くかもしれませんよ!

 

(おわり)

 

↓画像ギャラリーもありますよ!↓