高所での作業、怖くないの?

「いやぁ、実際の現場はあの高さの何倍、何十倍という高所で作業されてるんですよね。あの高さでも十分怖かったんですけど、もし作業中に万が一のことがあったら大変ですよね……」

「そういった万が一が起こらないよう、安全対策を万全にして作業しております。我々のレスキュー技術を消防隊員の方に教えるようなこともありますよ」

「それだけの技術があるってことですね! ところでこの会社で働いている皆さんは元々高いところが好きなんですか? 趣味でロッククライミングやバンジージャンプしているとか」

「……うーん、私は別に高いところ好きじゃないです

僕もです

「えぇっ!そうなんですか!?」

「僕はスリルジャンキーで高いところが大好きでしたね!」

「青山さんは顔を見てそんな気がしてました」

 

 

「趣味でスカイダイビングのライセンスも持ってたんですよ。でもこの会社入って初めて風力発電のてっぺんに登った時は、生まれて初めて怖くて足がすくむという経験をしました

「たまに夢の中で、高いところから落ちて『ガバッ!』と目が覚めることあるんですが、皆さんはそういう怖い夢を頻繁に見てるんじゃないですか?

「うーん、そんなに見ないですね」

「僕も見ないかなぁ」

僕、逆はありますね

「逆??」

高所で指示待ち待機の時にうっかり寝てしまったんです。それでそのまま熟睡してしまって……」

 

写真はイメージです

「すごい神経だ。慣れって怖い」

「そのあとトランシーバーで起こされて目を開けたら、高所にいること忘れていたので『なんでこんな高いところに!?』とむちゃくちゃパニックになりました」

「すごいな。青山さんはスリルを求めてこの会社に入ったんですか……? 前職はスカイダイビングのインストラクターとか?」

「いえ、僕は30歳くらいまで職業 旅人でした」

(あららら、職業 旅人って言う人、僕の苦手なタイプだ) へぇ~そうだったんですね」

「ずっとぶらぶら遊んでいたんですけど、彼女と結婚するタイミングでちゃんと職に就こうと思いまして、Facebookでこの会社を知っていたので受けてみたら採用されました」

「遊び人からの転職!」

「ちなみに私はアパレル業界で働いてました」

「僕は接客・サービス業の契約社員でした」

 

「マジで全然関係ない職業ばかり」

「会社にはゼロから一人前の技術者になるためのプログラムがあるので、とにかく『人の役に立ちたい』とか『人と違う仕事がしたい』という気持ちと、健康な体があれば大丈夫です!」

「僕はもっと誇りが持てることがしたいと思いこの仕事を始めました。夏は暑く冬は寒い、真っ黒に汚れることもあり……大変なことも多々ありますが、人の生活や命を守ることに繋がる大切な仕事だと思っています

「1日何万人も利用する大きな橋を点検することもありますが、山奥のその先に住宅が1軒しかない吊橋も僕らは点検しています。規模に関わらず、みんなが安心して生活を送れるようこれからも社会を支え続けていきたいですね

「海江田さんも坂井さんもいいこと言いますね。高いところそんなに好きじゃないのに」

 

 

 

 

「最後に、皆さんは休日は何して過ごされてるんですか? 仕事が刺激的だから、さらなる刺激を求めてエクストリーム的な活動をしているとか?

休みの日くらい地面にいたい

「そうなの!?」

「うちの会社、インドア派が多いんですよ」

「僕はウサギを膝に乗せて、ピアノを弾いています」

「うそ!?」

「本当です」

「かわいいな……。常にアクティブな人たちだと思っていたので、なんか安心しました。本日はありがとうございました!」

 

 

変わり者だらけの特殊高所技術さんはこれからも私達の暮らしを支えてくれることでしょう!

株式会社 特殊高所技術

 

 

最後にVRで「洋上風力発電の点検作業員」の目線を体験させてもらいました。

「ヒィッ!高い!!怖い!!!」と絶叫していましたが、現実はこの高さだったので死ぬほど情けないですね。

 

 

取材終わりに同じ視点を体験できる簡易VRゴーグル「ハコスコ」を頂きましたので、

 

こちらの蔵出し「ジモコロTシャツ」とセットにして2名様にプレゼントします!

 

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当選者には約1週間後にDMでご連絡差し上げます!

応募受付終了しました!ありがとうございました!

 

 

(おしまい)