カメントツの振り返りコラム
はじめましてジモコロライターのカメントツです。
結婚式場でカメラマンのバイトをしていた経験をマンガにしてみましたが…いかがでしたでしょうか? 当時僕は、人生に迷いまくっておりまして、様々な職を転々としていました。そんな中地元の駅で拾った求人誌に掲載されていた「ブライダルフォトグラファー募集」という求人になんとなく魅力を感じ応募しました。
最初は「カメラマンとか…かっこいいし…なんだか楽しそうじゃん!」的な甘い考えで始めたのですが、他人の幸せをほぼ毎日見るのはけっこう辛かったです。
新郎の上司なんかがスピーチで「○○君は非常に優秀で…」的な話をするわけですが
こちらとら、時給860円で先輩カメラマンに尻どつき回されながらパシャパシャやっているわけで…そんな惨めな存在を愛してくれる人も結婚する金も無い状態ですから
「江戸時代の農民は、自分で作った米を口にする事が許されなかった…」的な立場です。
自分を正当化するためにダークサイドに落ちた僕は「結婚する奴は、バカだな〜」みたいな理屈を脳内でコネコネコネコネしました。
ちなみにカメラマン業界は、なぜか女性が多いんですよね。僕以外のカメラマンは全員女性でハーレム状態だったのですが「今度職場のみんなで合コン行くからシフト変わって」などと残酷な事を言われるわ、業務終了後にジョージから「新郎ノ妹二メアドモラッタwww」などと打ち明けられるわ、最終的に経営者から「今期からカメラマン全員女性でそろえるから辞めてくんない?」などと戦力外通告を言い渡されるなどの思い出不快…いや、深い職場でした。
もうすぐ6月…ジューンブライドですが、もしも結婚式場に訪れる機会がありましたら、僕のような影の存在がいる事も少し思い出してあげてください。